この記事の要約
個人事業主の専業はやめた。なぜならpythonに興味をもち、木造アパートから脱出したかったから。
個人事業主専業は諦めた件
僕が初の同人エロゲを発売し、AIの検索除外のせいでpixivの閲覧数が前回の宣伝時52,721PVだったのに3000PV程度、つまり10分の1しか宣伝できず、売り上げも3か月かけたのにたったの100しか売れなかった。
音楽もスクリプトも脚本もほとんどすべて人力でやったのに、背景や絵がAIの補助（AIそのままの画像なんて一個もない。すべて修正している）のに部分的にAIを使用しているCategoryにすら許可が出なかった。
確かにAIを使用してのエロゲはすこし時代を先取りしすぎたってのはある。だからといって自分の夢が不発だった、それもめんたいこあたっく初めての不発だったことから、メンタリズムを極めた僕でさえ表面的には何も感じないが深層的には大分堪えたのだろう、その後作品を完成させることはなかった。
2年あがいてみて、個人事業主に適正がなかった
専業で二年やってみたが、自分のスケジュール管理能力と欲の無さの為、継続的に作品を発表することに適正はないと判断した。また、同時期にpythonでPCの動作を自動化するスクリプトをつくるのにドハマりしてたこともあって、半年間のIT系職業訓練校に通う事を決意し、クリエイティブと社員の二本の柱にすることを目指した。
職業訓練校に通ったのは結果的にはとてもよかった。なぜなら「健全」な環境になったから。この「健全さ」というのが個人事業主の活動において自分の中で最大の罠であり教訓だったのだ。
不幸じゃなくても、健全じゃないのはイマイチ
僕は2年間の個人事業主をやっていて、とにかく自由で、誰とも切磋琢磨することもなく、ただ遊んで、寝て、食って、物思いにふけって、金がなくなったらエロ本書いてた。その時間が無限にあるなかで僕はどんどんお金がなくても幸せだという結論に進んでいき、豊かで満たされている気持ちに支配されていた。
自分の中ではこれは解脱してるし結構いいラインに乗れたのかなとは思っていたのだが、どうも人生の最重要人間関係でのクラッシュというかイレギュラーが発生したりしたときに、なんというかイマイチな気分になってしまった。
そこで感じたのは、お金がないのは自分だけは幸せだけども、ほとんどの人はお金が大事で、そのほとんどの人へのGiveは僕には出来ないという無力感。そして他の人と違うのは僕は気にしなくても、誰かと関係するのならば確実に「不健全」なのだ。
健全さは人とのつながりの中で生まれる
とにかく僕はひとりで結論をだしていった。だけどそれは健全じゃなかった。だから僕は時間を無くすため、人と関係する為社会へ戻ることにした。
木造アパートという非文化的生活に耐えられなくなった
僕の大切な趣味でギターとゲーム実況とライブ配信があるのだが、木造アパートでは電話さえできない。特にとなりのやべーやつはことあるごとに壁ドンをしてくるやべーやつだ。ギターを弾きたい、音楽を聴きたいという気持ちに溢れたから鉄筋マンションへ引っ越そうと決意したのだが、こんなに急いで引っ越すつもりはなかった。なぜなら深夜1時に俺が寝てるときに壁ドンをするというとんでもないことになっていたのだ。
睡眠時間を妨害するということは本当に殺されてもいい覚悟があるってこと。つまりはとんでもないやぶれかぶれの隣人がいるという恐怖。ちょっとうるさくて壁ドンは理解できる。しかし人の睡眠を妨害するというのはあまりに閾値を超えてしまっている。怒りを通り越してもう怖い。その為予定より1か月早く急いで引っ越したのだ。
そして今環境が変わり、欲の器も変化した
木造アパートでは仏陀のように悟りを開いていたが、今では多くのニンゲンと関わることで様々な価値観を非テキストベースで体感し、時間も制限されることでさまざまなモチベもうまれ、こうしてawsでWordpress環境を構築して事業に利用する環境も整えられた。今はすこしずつお金をもっと欲しいと思える様になった。
しかしながら1月は面接の結果待ちでストレスがやばく、2月は初めての平日フルタイム＋しょっぱなから大雪だったり休みは一日もなく引っ越し作業と手続きに追われ、それらすべてが終わって張りつめていた気持ちが切れた瞬間、3月の頭にこうして熱がでてしまったのである。
この9か月は自分の中でちゃんと壁に対処できた期間だったと思う。しかしあまりに最後の月に疲弊してしまった。
この風邪は一回区切ろうよという身体の悲鳴なのだろう。こっから仲間集めをやっていく。まずはコミケコミティアM3等のイベント積極的参加。オキュパイ力をつけていかなければならない。
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